以下カレンダーに書かれた文章の一部をご紹介します。
《経営原則編》
1日.
経営の目的は強いもの作りや一位作りにせよ。
一位になると従業員一人当たりの純利益が、
業界平均の二倍以上多くなる。
市場占有率一位で26%以上を押さえると、
粗利益を作るときに出ていく経費が割安になるので、
利益性がとても良くなる。
2日
.会社は粗利益で生きており、
その粗利益はお客からしか出ない。
経営の全てはお客を出発点にして考えよ。
人件費はもちろんのこと、借入金も粗利益の中から払われている。
その粗利益はお客からしか出ない。
経営や仕事について考えるときは、
すべてお客を出発点にすべき。
3日.
利益の測定では、従業員一人当たりの粗利益、
一人当たりの純利益を出し、
これを業界の平均と比較せよ。
一人当たりの年間純利益は、建設業の元請で60〜100万円、
職種別で30〜50万円、製造業は20〜60万円、
卸は30〜80万円、小売業は15〜40万円、
飲食業は10〜15万円になっている。
《経営目標編》
4日.
限りある経営力で一位になるには、
鶏口となるも牛後となるなかれの教訓に従い、
市場規模が小さな商品、小さな地域、小さな客層に目標を定めよ。
市場規模が大きなものには、大会社が何社もいて競争が激しい。
ここで規模が小さな会社が経営すると、
大きな会社から圧迫を受けてひどい結果になる。欲を出すな。
《実行力編》
30日
.会社自体は固定給なしの歩合給で運営。社長は朝型を中心に、
年間3200時間から3700時間仕事をせよ。
業績を良くするには、社長自身が実行力を高めるべき。
その実行力の67%は、目標に投入する時間量で決まる。
強いもの作りや一位作りを実現するには、
時間戦略の実行が欠かせない。
31日.
弱者は調子に乗るな。小さな成功で経営内容や
生活内容を変えるな。
弱者の戦略ルールを守っていると、
会社によっては三年位で業績が良くなる場合がある。
こうなると社長の中には心がゆるみ、
高級車を買ったり生活が派手になる人も出るが、
これはとても危険。
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