高 禎助(こう ていすけ)氏。 1934年。九州大学文学部卒。 学生時代PMリーダーシップを開発した三隅二不二(じゅうじ)氏のもとで、リーダーシップを構成する中心的な要因の実態調査に参加。この実態調査で多くのことを学ぶ。卒業後3年間公務員を務めたあと、産業教育機関の九州生産性本部に転職。ここで10余年PMリーダーシップの講師を務めたあと、三隅教授が中心になって創設した集団力学研究所に副所長として就任。PMリーダーシップの教育と実践指導に従事。
お知らせ。このCD教材は、1976年、九州内の某建築材料販売会社の社内セミナーで録音したものを、高先生の許可を得てCD化したものです。このときからだいぶ年月が経過していますが、内容は役立つものになっています。
高先生の実践PMリーダーシップについて 竹田陽一からメッセージ
リーダーシップに関する本やセミナーで説明される内容のほとんどは、アメリカで考えられたものの輸入品になっています。これも必要ですが、やはり日本人にはシッくり来ないところが多くあります。これに対して元九州大学の三隅二不二教授が考え出したPMリーダーシップは、日本人に合っているのでリーダーが実力を高めるときとても役立ちます。
三隅教授は1955年頃、アメリカから入って来たリーダーシップの本や研究論文に関心を示し、九州大学にリーダーシップの学科を作りました。そのあと学生や研究生を動かして北部九州にある主な工場や炭鉱に出向き、実績があがっているリーダーに面会。「どのような行動や仕事の指示をすると、部下がやる気を出したり仕事量を多くすることができるか」、これらについて実態調査をしました。このあとKJ法を使って導き出したのが、PMリーダーシップで、これはアメリカでも認められた三隅教授のオリジナルになります。
高禎助先生はこの実態調査に参加するとともに、九州大学を卒業したあと、産業教育機関の九州生産性本部で10数年リーダーシップの研修を担当。そのご三菱造船長崎工場で現場リーダーの教育と訓練に従事。このあと三隅教授の発案で創設した、財団法人集団力学研究所に移って責任者になられています。
この教材は1976年、九州内の某卸会社でリーダー研修をしたときに録音したものです。このときから40数年が経過していますが、PMリーダーシップの普及に力を入れておられただけあって、内容はとても良くなっています。このまま眠らせておくのはとても惜しいと考え、このたび高先生に無理を言って許可を得、CDにしました。中小企業の社長と戦術リーダーに役立ちます。
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