社員の利益意識と仕事の心構えが社内に定着する
お客の評判が驚くほど良くなり、
社員が自発的に動く職場になる、
お客中心・経営中心の業務規則集
社員の「電話対応」や「お客対応」のまずさから、
社長が気が付かないうちに大切なお客が流出したり、
有望な見込客を逃していませんか。
1.お客対応の考えがない就業規則集
それが就業規則集です。就業規則集の内容を見ると、仕事時間を初めとして賃金制度や退職金規定、それに休暇規定など処遇については書かれています。これも必要でしょう。
しかし仕事に対してはどのような考えで取り組み、お客に対してはどのような心構えで対応すべきか、最も大事なところが全く入ってなく、スッポリと抜け落ちているのです。
こうなっているのは、お客作りが全く必要ない労働基準監督署の役人が就業規則作りに関係しているからです。これではお客作りがうまくいくわけがありません。なぜでしょうか。
2.絶対必要な業務規則集
その1番目は会社は粗利益が生きており、その粗利益はお客からしか出ないので、経営ではお客作りが最も大事な仕事になるからです。
2番目は、会社自体は固定給無しの歩合給で生きており、しかも資金繰りが悪くなった場合、政府も銀行も助けてはくれないからです。
こうした厳しい現実の中にあっては、まず従業員はどのような考えで仕事に取り組むべきか。次は経営の源になるお客に対してどのような心構えで対応すべきか、これらを解りやすくまとめた「業務規則集」が必要になります。
3.営業センスがあって経営中心の社員を育てるには
ところが中小企業の多くに、業務規則集がありません。これでは従業員の行動がバラバラになるので、会社の力が強くなりません。これに疑問を感じ、3ヶ月かけて制作したのがこの業務規則集です。
この業務規則集を使って社内で研修をすると、従業員は何を、どうすべきかがはっきりするので、自発的に仕事ができるようになります。こうなれば、やがてお客の評判で地元№1になれるので、お客の数が多くなって業績が良くなるのです。
≪目次≫
第1章 中小企業の利益実態を知る
- 従業員一人当たりの粗利益額を知る
- 従業員一人当たりの年間純利益を知る
- 従業員一人当たりの年間経費額を知る
- 労働分配率を知る
- 人件費に対する純利益の割合を知る
- 自分の実績上の時給を知る
- 損益余裕率を知る
- 1年間の純利益貢献日を知る
第2章 経営の基本原則を身につける
- 経営の全体像をはっきりさせる
- 経営を構成する8大要因
- 要因のウエイト付
第3章 お客に不便な思いをさせない
- 名刺はお客の立場で印刷する
- 封筒もミニカタログと考える
- 電話の受け方でお客に不便をかけない
- FAXの受信でお客に不便をかけない
第4章 お客から好かれて気に入られる会社を目指す
- 注文のFAXにはお礼のFAXを入れる
- 納期が長くかかる商品は中間報告をする
- 急ぐ納期で無理を言ったら仕入先にお礼のFAXを入れる
- 得意先で親切にされたらお礼のはがきを出す
- お菓子などの頂き物にはお礼のはがきを出す
- 銀行振り込みにはお礼のはがきを出す
- 得意先の社長の研究テーマの記事を送る
- 得意先の会社や社長が新聞で紹介された場合はメッセージを送る
- お客が思っていること以上の何かを実行する
- 実行に欠かせない仕組みづくりをする
第5章 内部作業の注意点と社内の報連相
- 朝の挨拶は元気良くする
- 15分前には席に着く
- 一日の行動予定をメモにする
- 人に仕事を頼む時はメモに記入して頼むクセをつける
- 上司から仕事の支持を受けるときはノートかメモに書く
- 金額や数字は必ず検算する
- FAXやはがきの文章は再度読み返す
- 新規開拓で可能性が高くなったら内勤者に報告
- 仮払金は経理の仕事をコスト高にする
- コピー機の紙切れ補充対策
- 郵便ポストの回収時間をメモに記入
- FAXした書類は原本を送る
- 仕事技能の4段階