あなたが心に秘めている起業の計画をより確実なものにするには、改めて経営の基本原則を学習し、計画の内容をチェックしてみる必要があります。チェックした結果可能性が高いと確認できたら、思い切って経営を始めてみるべきです。その基本原則の中でウエイトが高いのが、競争の法則のランチェスター法則から導き出された、戦略ルールになります。この教材は手堅く起業し、失敗をしたくない人を対象に作っています。
1. 実際に経営を始めるには、たとえ規模は小さくてもフルラインの経営知識が必要になります。そのためには経営の全体像をはじめとして、経営を構成する大事な要因を押さえておく必要があります。これは科学的問題解決法を応用して解決しました。これをマスターすると、起業の計画がグンと立てやすくなります。
2. 経営を始めたあと業績が良い会社にするには利益性の善し悪しが根本的に決まる、利益性の原則をきちんと確かめておく必要があります。利益性の原則をもとにして経営をする人と、目先の売上、目先の利益を追い求めて経営する人では、3年先・5年先には大きな差が開いてしまいます。
3. あなたが考えている起業プランを実際に実行してより多くの成果を出すには、実行手順もはっきりさせておかなければなりません。これに役立つのが軍隊の将校が作戦計画を立てるときの研究課題で、これを応用するととても実行しやすくなります。
4. これ以外にもう一つ大事なものがあります。それは起業したばかりの競争条件が最も不利な会社が、強い会社に負けないようにするための経営方法で、これがランチェスター戦略になります。この戦略ルールと、竹田ビジネスモデル(下記の表)をもとにあなたの起業プランを点検し、問題点を修正したり不足しているものを追加すると、起業の成功率がより高まります。
【竹田ビジネスモデル】
1.商品対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
2.地域対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
3.業界対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
4.営業対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
5.顧客維持。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
6.組織対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
7.資金経費。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
8.時間対策。目的、目標、戦略、仕組、戦術、情報、革新。
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