お金が取れる、決算後の経営総点検の進め方


お金が取れる、決算後の経営総点検の進め方
DVD 4巻(3時間32分) テキスト付き
定価 44,000円(税込)

お金が取れる、決算後の経営総点検の進め方

厳しい経済環境が長く続いていることで、新設企業が少なくなりました。しかも業績不振で顧問契約を取り消す会社も多くなっています。このような中でお客の数を多くするには、営業の差別化が欠かせません。しかし会計事務所の場合は簿記や会計の差別化は難しく、しかも税法の差別化もできないので「打つ手の範囲」は限られています。

この解決策として効果があるのが決算が終わったあと、顧問先の社長とともに実行する「経営の総点検」になります。決算が終わった直後はほとんどの社長が初心にもどって「経営の改善をしたい」と考えています。この時に「経営総点検のプラン」を提案すると、関心を示す社長が多くなります。では経営総点検の概略について説明しましょう。

1. 経営総点検の作業手順

経営の総点検をするにはまず「何と何」を点検するか、点検する「対象」をはっきりさせておく必要があり、これは経営を構成する「大事な要因」になります。

しかし経営の中心部は形がなくて見えないので、経営を構成する「大事な要因」をはっきりさせることはとても難しくなりますが、次の手順で考えを進めていくと次第に解かってきます。

2. 会社は粗利益で維持されている

経営の総点検をするにはまず「何と何」を点検するか、点検する「対象」をはっきりさせておく必要があり、これは経営を構成する「大事な要因」になります。

しかし経営の中心部は形がなくて見えないので、経営を構成する「大事な要因」をはっきりさせることはとても難しくなりますが、次の手順で考えを進めていくと次第に解かってきます。

この大原則から、経営の大事な要因を考えるときは「お客を出発点にすべきだ」ということが解ります。お客を出発点にして考えると、何と何を点検するかの「大事な要因」が自然にはっきりしてきます。

3.どのような考え方で点検するか

点検すべき大事に要因がつかめたあと、次に必要になるのはこれを「どのような考え方」で点検するかになり、この中心は戦略になります。

しかし戦略とは「見えざるもの」と呼ばれるように、戦略の内容はよく解らないので、点検作業は思うように進みません。この解決に役立つのが、ランチェスター法則の研究から出てきた、弱者の経営戦略になります。 

弱者の戦略は「原点の戦略」や「初心の戦略」になりますから、この戦略をもとにして経営の大事なところを1つ1つ点検したあと修正していくと、顧問先の経営に一貫性が出るばかりか、ムダも少なくなるので業績が良くなります。このDVDは会計事務所の「差別化対策」として制作したので、35歳以上の職員さんが実行できるようになっています。

≪目次≫

はじめに

第1部 原則編

第1章 経営の全体像と経営の構成要因 

  1. 経営の全体像を押さえ直す
  2. 経営を構成する中心的な要因
  3. 中心的要因のウエイト付 

第2章 利益性の原則を知る

  1. 卸・業務用販売業の利益実態
  2. 経常利益の計算式
  3. 市場占有率の3大数値
  4. 訪問型営業で検証
  5. 販売係の実質営業コストを計算
  6. 売上は同じでもお客の分布で利益が変わる

第3章 実行の手順とランチェスター法則

  1. 社長の願望・熱意・決断力・向上心
  2. 経営の目的を正しく決める
  3. 全社的な目標設定
  4. 戦術の意味を正しく知る
  5. 戦略の意味を正しく知る
  6. 戦略の対象となる種類
  7. ランチェスターの法則
  8. 経営規模の大中小で変わる社長の役目
  9. 実行手順のウエイト付
  10. 業績の何%が社長の経営実力で決まるか
  11. 全体のまとめ

第2部 実践編 業績向上の戦略対策

はじめに

  1. 業績を分析して会社の実態をつかむ
  2. 利益性の原則を知らせる
  3. 戦略と戦術の違いを伝える
  4. 強者の戦略と弱者の戦略の内容を伝える
  5. どの商品を強くするか目標を決める
  6. 営業地域の決め方を点検
  7. 業界と客層を点検する
  8. 営業方法を点検する
  9. 顧客維持対策を点検
  10. 人の配分と役目の決め方を点検
  11. 資金の配分と経費の配分を点検
  12. 全体のまとめ