こうすれば経営に失敗する12の原則

こうすれば経営に失敗する12の原則
CD1巻。(74分)テキスト付き
定価 8800円(税込)

社長になると良いことを言ってくれる人は何人もいるのに、
自分の欠点や問題点を直接注意してくれる人がいなくなります。

以前テレビの経営番組を見ていたら、東京大田区にあるT弁当会社が紹介されました。

T社は1973年の創業で30年位したとき、コンサルタント会社に勤めていた長男のU氏が入社しました。

そのあとU氏は、弁当業界の平均原価率は40%であるのに対して、思い切って50%にしました。これによりおかずの量が多くなったばかりか、味も良いということでお客が増え、コロナ前には1日当たり6万食も売る会社になりました。

このときU氏は、二代目として社長に就任。すると親しい友人から、FAXが入ってきました。

そのFAXには、「こうすれば事業に失敗するコツ12カ条」と書かれたていました。文章があまりにも刺激的だったので初めはビッくりしたそうですが、何回か読んでいるうちに「ヒラメキ」があったそうです。

それは「成功する何カ条というのはいくつもあるが、こうすれば失敗する何カ条というのをこれ迄見たことがない」、「よしこれを会社の経営理念にしよう」と考え、さっそく額に入れて社長室の壁に掛けたそうです。

私はこのテレビを見たあと、確かに「経営に失敗する何カ条というのは、これ迄見たことがない。では私も」、と考えて制作したのがこのCD教材です。内容は戦略分野のテーマを中心に、12の原則にまとめました。

もちろん中には、「経営に失敗する12の原則など、縁起でもない」と、拒絶反応を示す人もいるでしょう。しかし社長になると良いことを言ってくれる人は何人もいるのに、自分の欠点や問題点を直接注意してくれる人がいなくなります。

こうなると中には間違った経営をして、大きな損を出す人がいます。こうなるのを防ぐのに役立つのが、この教材です。損害保険と考えて聞いて下さい。役に立ちます。

≪目次≫

こうすれば経営に失敗する、その1

  • 今迄にない新しい仕事や、難しい仕事をせざるを得なくなったとき、できない理由をいくつも考えるなど、消極的に考えることが多い

こうすれば経営に失敗する、その2

  • 業績は良くないのに今の経営方法が最も良く、改善の余地はないと強く思い込んでいる

こうすれば経営に失敗する、その3

  • 社長は、従業員に仕事の進め方の教育は全くしていないのに、従業員が間違った仕事をするとひどく文句を言う

こうすれば経営に失敗する、その4

  • 社長は簿記や会計を知らないので、貸借対照表と損益計算書の見方が全く解らないで経営をしている

こうすれば経営に失敗する、その5

  • 従業員100人以下の会社では、業績の96%以上が社長1人の経営実力で決まるのに、業績は従業員の働き振りで決まると、強く思い込んでいる

こうすれば経営に失敗する、その6

  • 社長としての素質は高くないのに勉強嫌いのため、経営に必要な教材を買って経営の研究を全くしていない

こうすれば経営に失敗する、その7

  • 社長の朝の出社時間が、同業社長の平均より1時間半以上遅くなっている

こうすれば経営に失敗する、その8

  • 1年の仕事時間が、仕事熱心な社長より1000時間も少ないのに、自分は努力していると思い込んでいる

こうすれば経営に失敗する、その9

  • 公職や名誉職、それに趣味のために、仕事時間を使うことが多くなっている

こうすれば経営に失敗する、その10

  • 経営規模の大中小で変わる社長の役目が解らず、規模は小さいのに、大会社の社長の役目が正しいと思い込んでいる

こうすれば経営に失敗する、その11

  • 戦略と戦術の区別がつかず、従業員の仕事術になる戦術だけが、経営の大事な仕事と強く思い込んでいる

こうすれば経営に失敗する、その12

  • 強者の戦略と弱者の戦略の区別がつかず、カッコが良い強者の戦略が、正しい経営のやり方であると強く思い込んでいる